毎年、5月中旬の日曜日、三瀬地区自治会が主催する「孟宗まつり」が開催されます。旬の孟宗筍を味噌と酒粕で仕立てる「孟宗汁」、孟宗を炊き込む「孟宗ごはん」、孟宗竹の筒に日本酒を入れて燗にした「かっぽ酒」などが提供されます。また、キッチンカーや出店が並びます。
昭和30年、豊浦村が鶴岡市に合併して閉村すると、地元の青年団が公民館活動として、三瀬特産の孟宗を使った「孟宗汁」を食べ、竹筒に日本酒を入れた「かっぽ酒」を飲みながら、地域の親睦を深め三瀬を盛り上げようと始めたのが最初とされています。青年団の活動から、老人クラブ、他の団体にも参加の輪が広がり、昭和47年から正式に第1回として開催(※令和2年と3年は中止)され、令和4年の開催で50回目を数えます。現在では、地域内外の700人~1,000人近い人が参加する程のイベントになっています。